結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

日本語さんのほう、このように使われてもらってもよろしい形になっております。

2014-01-24 Fri 19:30
季刊だったはずなんですが、
ずいぶんご無沙汰しております。

今日は日本語のまじめな話。

最近、薬局や販売店や飲食店などにいるスタッフの説明が全く頭に入らない。

多分日本語のようなものを話しているに違いないのだが、
日本語として脳が認識出来ないのである。

主な原因は、使い方がめちゃくちゃな尊敬語、丁寧語、謙譲語
(にもなってないなありゃ。)

先日、何年かぶりに38度も熱が出たので
処方箋薬局に行った時のことである。
ちょっとあまりにも面白い説明でブログを書くネタだ!と
思ったほどの奇妙な日本語を聞いた。

「このお薬は朝晩飲む形になってますので、朝晩飲まれてください。」

とそれほど若くもない男性薬剤師に言われたのだ。

意味がわからん。

「朝晩飲む形」って、
三角とか四角とか、錠剤の形が朝晩飲む形として特殊なんか?

「のまれてください」って、
酒に飲まれるなけど薬には飲まれろなのか?とか考えてたら

さっぱり説明がわからなかった。
これは38度も熱が出ていたから理解力が低下していたからではない。
この薬剤師の喋る日本語があまりにも意味不明で理解不能だったのだ。

薬局での薬剤師のエピソードに留まらず
最近、いろんな場所でめちゃくちゃな日本語を耳にすることが多い
例えばエステにいけば、丁寧さを表したいのかなんなのか知らんが

「着替えてもらっていいですか?」
「こちらに入ってもらっていいですか?」
「仰向けになってもらっていいですか?」

と言われる。

この「〜してもらっていいですか?」もよくわからない。

普通に

「お着替えください」
「こちらにお入りください」
「仰向けになってください」

で何の失礼も無いと思うんだが。


薬局やエステだけではない
ホテルのコンシェルジュとの会話ですら油断ならんのは
「〜されてください」の誤用。

前にもブログに書いたかも知れないが
私が一番嫌いなのは
「楽しまれてくださいね」って言い方
飛び蹴りか、スリッパで頭を叩いてやりたくなる。

これがもう繁殖しまくって
ホテルで目的地までの行き方を聞いたら

「正面玄関を右に出る形になります、外に出られましたら
エネオスさんとローソンさんの角を進まれて
高島屋さんの前を過ぎますと、サブウェイさんが見えられたら
そちらを行かれてみてください」

えー!

ブルータスお前もか

の気分である。

いちいち会社名や店名にさんをつけりゃいいとおもってる雑さとか
丁寧語だと思って使ってる言い回しがめちゃくちゃだとかそんな事より
一番重要な道を説明する目的すら達成されてないんだよ。

無駄な配慮?をしまくる言語構成のおかげで
いっさい客の為になってない役に立たない道案内
ほんとどうにかしてほしい。

全ての店やデパートに過剰に気持ち悪いさん付けするのも
気持ち悪くて嫌だけど
はっきりいって道案内としてはありえない解りにくさには
説明してる本人気がついてるんだろうか?

そもそも「さん付け」は競合他社への配慮みたいなものから始まった感があるが
いまでは、とにかく会社名店名は呼び捨てない暗黙ルールが出来てるようで
とても気持ち悪い。

ツイッターで学生が、毎日何をどこで食べたかつぶやく際に
「マクドナルドさんで月見バーガーを頂きました。」
「ドトールさんでコーヒー飲みました。」
なんて書いているのを見るにつけため息しか出ません。

でもその子を含め皆さん「スタバさん」とは言わないんだよね
あれは何で?

ドトールさんとスタバの間には何があるの?

  
「されて」の誤用は
「行かれてみてください」
「聞かれてみてください」
「会われてみてください」
をよく聞くんだが。
これ乱用と言っていいレベルで目にするよね。


数年前ファミレスコンビニ語といって散々disってた
「こちらのほうでよろしかったでしょうか?」
「一万円のほうからお預かりします。」
「こちらコーヒーになります。」
なんてーのはもう可愛いというか、
気にならないほど最近のむちゃくちゃな接客用語は酷い。


接客業界だけでなく
普通の会社でも
「うちの秘書をされておられる方が退職なさる」
と言い出して、
一般従業員なのに何でそんなに二重敬語でへりくだるんだ!
そんなにへりくだらなきゃいけないなんて
その秘書は実は元皇族か華族かなんかか!?世が世ならお姫様なのか?と
(いえね、たまにいるんですよ。ほんとに姫が。実際会社にもいたことあるし。)
無駄な妄想が膨らんだりする事も。


ここまでくると

昔、新入社員が
「社長様は外出していらっしゃいます。」

と電話で言ってしまうなんて、全然問題なんじゃね?って
錯覚するレベル。
こうして言語というものは進化するのではなく
どんどん悪に駆逐されてしまうんだなと思った次第。

せっかく日本語ってのは尊敬語と謙譲語と丁寧語という
それはそれは美しい表現方法を持ってる類い稀な言語なんだから
母国語だし大事にしたいなと個人的には思うのだが。
それすらも難しい未来になってしまうのであろうか。

それにしても、
「正面玄関を出る形になって高島屋さんの前を行かれてください」
って一体どうすりゃいいんだよと突っ込みたかったわ。

もちろん役に立たない説明だったので
結局iPhoneのナビに案内をお願いしたけどね。

今後正しい日本語はsiriでしか聞けなくなるのかしら。
そんな未来も楽しいのかな。
と複雑な気分になった2014年の1月でした。



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