結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

蔵出しその2「奇跡のレストランにモノ申す!」

2013-02-08 Fri 20:00
さて後編です。

蔵出しブログ記事その1からお読みください。

蔵出しその1「奇跡のレストランにモノ申す!」


お断り:以前にパスワード会員に向けて書いた記事を
こちらに蔵出し出血大サービスしております。


=========
さて、そのレストランオーナー。
2003年に出した経営哲学のウンチク本を使い
いまだ例の『奇跡のレストラン』
運営してるってのは
きっと勘違いの塊だろうな~と思いながら
ブログなどを検索すると、出るわ出るわ

涙と感動キモチワルイのエピソードの数々。

いやーなんていうか
世の中のバカどもおしゃれ都会人(ぷっ)の
方々はこういうキモチワルイサービスが
お好きなんですか?
私には到底受け入れられません。
(まあ個人の趣味ですが)


この店の中には

個人情報保護という概念

は存在しないんでしょうか?

プライベートにここまで踏み込まれて
喜ぶって感覚が私には理解できません、



ブログから拾った感動の具体例

予約の変更を伝えようと電話すると
電話に出たスタッフが名前も告げないのに
「もしもし○○様」と言ってくれた。

(予約の際に伝えた個人の電話番号を
勝手に電話機に登録したんだな)



接客中のスタッフが客との会話の中で聞き出した
客の名前を他のスタッフに早速伝え皆で連呼する
・・・・(絶句)


スタッフが会話中にさりげなく(無理矢理)聞きだした
お客の名前を即効でナプキンに刺繍
既存のナプキン(無記名)からチェンジしてくれる。


会社の会食で行けばキャンドルホルダーなどに
HPからダウンロードした会社のロゴを使った
マークが使われている。


シャンパンを頼めばラベルに名前や会社名が
印刷されている


コルクがキーホルダーになってプレゼント
(イラネー)


連れに「そういえば誕生日でさ」
食事中にこっそり会話すれば、何故か店にそれがバレて
デザートの時にカプチーノに
「お誕生日おめでとうございます。」と書いてある、

カプチーノネタでは
公言してないはずの出身校の校章が
ラテアートとして描かれて出てくる。


数名で会食しようと集まると
何処から手に入れたんだか不明な
テーブルの客全員のプライベートの写真が
各自の席に飾ってある。

メニューには一人一人の個人名入り


主賓がおふくろの味が忘れられないという
話をしていたら、
お袋レシピのメニューがメインで振舞われる。
(母親にわざわざ問い合わせたらしい)


帰り際エピソードでは

店の店長をはじめスタッフ数名が
店の前のエレベーターまでお見送り。

で、一階にエレベーターがつくと
なんとさっき見送ってくれたスタッフが
エレベーター前で待ってたとか
(階段駆け下りたらしい)



とまあ、
とーっても泣けるおぞましいエピソードの
てんこ盛り!

ここのレストランはテーブルに盗聴器と
監視カメラが仕掛けられてるんかな?
とか下衆の勘ぐりをしてしまいそうになる。

こんな個人情報の目的以外での使用等が
許され、そして喜ばれる。

キモチワルっていうより前に
おかしいんじゃないの?

つーか
世の中でこんな恐ろしいサービスが
奇跡とか言われて感動で涙を流す人まで居るとは
世も末だ・・・


で、アマンリゾートの話。

このレストランオーナーが大好きなアマンリゾートですが
なんでこんなにウケるのか
私なりに分析してみることにした。


そしてこのレストランとアマンリゾートのコンセプトが
一部の変な感性の持ち主たちに受け入れられているのか
思い至ったのである。


それは


「『いちげんさん』でも常連さんのようなサービス」


を受けられるという事である。




本来は個人の客の好みなんてもんは
常連になってはじめて店側やホテルや旅館に
把握してもらえるものなのであるが

それをすっ飛ばして
今日はじめてきた客をまるで昔から
何度も来てる馴染みの客のように扱ってあげましょう。

ってのが
アマンやANAそしてこの「奇跡の情報漏えいレストラン」
のコンセプトなのである。

だからおかしなことになるのだ


本来はその客とは面識もないし
会ったことも無いんだけど
まるでその客の事は何でも知ってるかのように
サービスしなければならない
従って予測するしかないのである。

その客の嗜好を予測。

店に占い師か、スピリチュアルカウンセラーを
置いたほうが早いかもしれんね

つーぐらい
客の嗜好の予測って意味無いんじゃ???

会ったことも無い
その店に来たことも無い人の
嗜好を予測してサービスするなんて
果たして意味が有るのか?


常連になるってのははっきり言って
昨日今日で成し遂げられるものでは
ないのである。

イチからやる場合、相当な苦労が伴うなあ。

気に入った店や旅館またはホテルを
まずは見つけることからはじまる

んで長~い年月をかけ投資し、
時間も労力も気まで遣って
ついでに入れ替わる新しいスタッフの教育までして
ほんでもってやっとこさっとこ得られるもの。

得られればいいんだけど、

折角目をつけた店がいきなり潰れたり、
お気に入りシェフが辞めちゃったり
オーナーが変わって昨日までイタリアンだったのに
和食になったりする場合もあり。

まさに、おそろしい泥沼投資の世界なんだな
私の経験上の数字だが
5軒の店に同時期に目をつけて通い始め、
お金を落とせるだけ落とし
3年後ものになるのは1軒あるかないか。

家では一切食事をしないで
この5つの店で毎晩ローテーションで
夕飯を食べるようにする

と、イタリアンの店だったのに
焼き魚定食(味噌汁と和菓子つき)が
私のためだけに出て来るようになるまで
2年はかかるんだな

このように大変な労力や時間やそして金もかかるので
一代で築くのはなかなか面倒なんで
お父様、お爺様の代からオーナーシェフと仲良くしてたりすると
常連になる労力は半分ぐらいで済むわな。

でも、忙しくってそんな良くわからない店の
常連にイチからなるのはめんどくさい。
あるいは
旅館やホテルの常連さんになるほど年月かけて
通う暇が無いって場合は
アマンや「奇跡のレストラン」なんか
素晴らしくニーズにあってるんじゃないかね?

なんせ初めて行ったのに常連のように名前で呼んでくれるんだから。

年月も通う努力も投資も要らん。

こんな安上がりなことがあるけ??

てなわけで、
昨日今日で即効に常連さんになれない
かわいそうないちげんさんにとって
アマンや「奇跡のレストラン」は
夢のような場所であるというのは
納得のいく話だなあ。

『いちげんさんにも係らず、初めてなのに常連気分』
が味わえる
非常にコンビニエントなリゾートホテル。
それがアマン

『いちげんさんにも係らず、初めてなのに常連気分』が味わえる
非常にリーズナブルなリゾートレストラン
それが「奇跡のレストラン」

だけど
ホントは何一つ知らない客の
好みを予測するという危険極まりない
ことをやってるだけなんだが・・・・



トヨタが何故レクサスで苦戦してるのか
答えは昔私がブログに書いた。

高級車を知らない奴らに高級車は作れない
シンプルな話である。

それとおなじ、

究極のサービスを受けたことの無いものは
究極のサービスを提供することは出来ない。


人の想像力というものは
経験を超えることが難しいのである。

したがって、
アマン、アメックス、アナが
最高だとのたまうようなレベルの低い
サービスしか判ってないような人が指揮を取る
こんなレストランが

ホンモノのサービスが何たるかを理解し
提供できるはずがないのである。

ここで供されるサービスは
残念ながらニセモノだ。

ニセモノのサービスを受けて
泣くような
同じ穴の狢でしかない客を相手に
自慰行為をして
自己満足に浸り
訳知り顔で全国を講演し
サービスを語る。
サービスなんてそんな簡単じゃない

恥ずかしくないんですかねえ。


ちゃんちゃらおかしい。

アメックスを持ってANAのファーストに乗って
アマンに泊まりに行く



私から言わせればこんな選択
「解ってない人の典型的チョイス」でしかない。

モノを知らないとは恐ろしい

無知は罪・・・・

そして


ニセモノは誰にでもいい顔をするんだよな。

というか
解ってない奴らばかりで構成されてるからこそ
この程度のレベルでホスピタリティはなんたるかを
したり顔で語ることが許されるんだよな
とおもったら情けなくてしょうがない

サービスってなんだとちゃんと考えたら
方向性が間違ってるとなぜ気がつかないんだ。

皆さんはいいサービスって
どんなものだと思いますか?? 
===========
(本文ここまで↑)


二つに分けても長かった。
2013年現在こんな長いブログ記事書くのは
私くらいじゃなかろうか?
ブロゴスとか読むと続きボタンを本気で探すほど
やたら皆さんブログが短い!


さてこれ、2007年に書いた記事なんですが、
自分で久しぶりに読んでも為になりました。


ていうか、ここで、じっくり前編、後編味わっていただいて
是非とも皆さんに
良いサービスって?と考えていただきたいのです。

サービスのことが少しわかると、
愛される客のマナーもすこしわかるようになるかな。

回りくどいのは嫌なのでズバリ言うと
【サービスはタダじゃない】
ってこと。


この件は書きたいことが沢山有るのでツイッターでつぶやいてます。

でもホントツイッターにも良く書いてるけど
大声で言いたい

サービスはタダじゃない
その特別なサービスはスタッフのエキストラ労力によって
行われていることをどのくらいの人たちが理解してるのか
ってことだよね。


それにしても
アメックスを持ってANAのファーストに乗り
アマンリゾートに泊まりにいくって
どこの旅行初心者だよ田舎モンだよと
2013年になってもやっぱりこの部分にツッコミ入れたいわ。

それはさすがに恥ずかしいっていうか
こういうこと言うひとに
指導を受けるとどうなっちゃうのか
すっごく興味深いんだよね。

追記をここに書き下ろしてたんだけど
凄く長くなりそうなので
いまここにくっつけるのやめた。

たぶんきっと近いうちに
2013年版のサービス論の記事がアップされることでしょう
おたのしみに!


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