結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

医師の使命感だけに頼りきる医療後進国日本の医療現場

2009-11-13 Fri 16:13
公開記事です。

===
さて、鳥取の病院で余ったインフルエンザワクチン0.2mlを
病院職員の親族(幼児2歳)に打ったというお話、

本当の問題点は違うところにある。
医療現場の状況に即して無い10mlバイアルのワクチンを
配布した事がそもそもの問題なのである。
そこまちがっちゃいかん。

当該新聞記事は
「優先順位無視して打った医者だからってずるーい」と
幼稚園児のレベルの指摘しかしてないけど、
ホントに問題視しないといけないのは
余ったワクチンを医療関係者の身内に打ったということではなく

長妻厚生労働大臣が頭悪すぎで10mlバイアルを許可したこと
なんだよね、

一番重要な問題点をマスゴミはすり替え報道したわけだ。
で、無知純真無垢な国民は医療機関だからって
優先的にワクチン打ってずるいという感情操作をされたという。

最近で目に付いた情報操作というか
イメージ操作はJALの退職者の年金問題。

JAL退職者全員が月50万円も貰ってるなんてけしからん的な
煽動報道が記憶に新しいが
全員が50万なわけないだろうが、このスカポンタン

退職金を一括で貰わなかった場合の
一番高くなった金額を計算したって話であって
はっきりいって50万と言う数字は特殊例ではないか。

まさに数字マジックである。
きちっと月50万貰ってるのが何人だとか
データを示したわけではなく
センセーショナルに50万という数字をもってきて
世論を煽ろうとする。

煽動に都合の悪い情報やデータは一切流されていない。
この辺もある種マスゴミの作為性を感じずにはいられないんだけど。



で、『考える』ことを放棄して無いこのブログの賢い読者の皆さんは
本質にある問題点に気づいておられることと思う。

今回の新型インフルエンザワクチン接種騒動で明らかになったのは
厚生労働省が現場にめんどくさいことを丸投げしている。という事実だ

そもそも、まず最初のおかしな話としては
集団接種ではない使い方をする医療機関に配布されるブツが
新型インフルエンザワクチンが多人数用の10mlバイアル
(成人なら18人~20人、幼児なら40~50人用)になったという事。

これはGOサインを出した厚生労働大臣の長妻君が悪いんだけど。
この大事な話も別の話に摩り替えて報道したマスゴミも
ほんと民主党の味方なのねと思わざるを得ない。

皆様は覚えてるだろうか?
長妻君がマスゾエ前大臣とやりあった報道を。

このとき報道されたのはやりあった内容ではなく
長妻君が自分が大臣なのに
「マスゾエ大臣」と呼んだことを面白おかしく
TVはこぞって報道した。
鳩山@裕福ですみません総理までも
「長妻委員」とか呼んでしまったことを
おもしろおかしく報道していた事は
覚えている方も多いであろう。

でもそこでマスゾエ前大臣から長妻君に質問されてたことを
認識してる国民はどのくらいいるだろうか?
実際そこで質問されていたのは
この10mlバイアル採用の経緯の問い詰めだったのだ。

マスゾエ前大臣が長妻大臣にかみついたのは
「なんで私が許可しなかった10mlバイアルを許可したのか?」
であったのだ。
国民にとってヒジョーに重要な話であったが
見事に「大臣いいまつがい」で報道されなかった。

コレを見てあの故中川元財務大臣の「泥酔会見」を思い出さずには
いられない。あの報道も実際行われていた内容は一切触れず
繰り返しおもしろがって流されたのは「泥酔映像」であった。

で、現大臣の長妻君がマスゾエさんにむかって

「10mlバイアルを海外でも採用してるから問題ないんです。」

みたいなくだりがあったのだがマスゾエちゃんが

「海外での10mlバイアルの使い方はね、
一斉に行われる集団接種の場合であって
日本のように一般の医療機関でやってるような
バラバラと打ちたい人が予約時間に
個別に打ちに来るような状況では
10mlはリスクが上がるから
僕ちゃん大臣の時に許可しなかったんだけど、
なんであんたは許可しちゃったの?」

ってなやりとりがあったわけだ。

内容はこんな重要なことなのに
バラエティ番組化したニュースエンターテイメント番組で流されたのは
「マスゾエ大臣にお答えします。」であったのだ。

ヲイ。

だからTVなんか見ちゃいかんのだよ、


で、無知な「ミスター年金ほかの事はわからない大臣」の長妻君が
10mlバイアルを許可したことで医療現場は大混乱である。
長妻君は末端の医療機関=町の開業医にかかったこと
無いのだろうか、
めっちゃ田舎の土地が一杯アル場所で開業してる医院なら
可能であろうが
新型インフルエンザ患者が多数来院してくる状態で
予防ワクチンを打つ罹って無い人を隔離して接種するのが
どんだけ困難なことか
アタシが病院をやってなくても軽く想像が付く。

自ら政権交代を望んで素人集団が国政の舵取りをすることに
YESと言った民主党に票をいれた奴らには
是非、10mlバイアルであけてから23時間ほどたった劣化ワクチンを
接種していただきたいと思うのであった。

でもさ、現場はさ~結局10mlバイアルのせいで大変なことになるよね、
診療時間中に罹患者と健康な人を分けることは難しいだろうし
医師はボランティア活動のように時間外にワクチン接種を
行わなければならならんわね。

要は実際の運用は
10mlバイアルみたいな使いにくいワクチンを配布することによって
診療時間外に多数の接種希望者をきちっと1バイアルを使いきれる人数分
予約者を集めて集団接種まがいのことをしないといかんような
状況になるよね。

そうじゃなくても末端の医療機関はいま新型インフルエンザの
爆発的な流行のせいで
「インフルエンザに罹って無い証明を下さい」みたいな
意味不明検査してしてゾンビから

普段季節性インフルエンザのワクチンを打ったことも無いクセに
今年だけ流行に乗り遅れまいとするミーハー接種希望者から

ちょっとの熱で「インフルエンザかも!」と大騒ぎしてやってくる
無知親子の面倒まで見てる状態なのに
カオス状態の末端医療機関にもっと負荷をかけるような
10mlバイアル使用のワクチン接種である。


医療従事者で無いあたしが現場の混乱を見聞きする程なので
最前線でこの状況に立ち向かってる医療従事者はさぞ歯がゆい思いを
しているであろうことは想像に難く無い。

はっきりって政府が国民の健康で安全な暮らしを阻害しているということだ。
今回のこの無策っぷりは国民として忘れちゃいかんよ。
日本はどんだけ医療後進国なんだろうかと改めて認識せんといかん。

救命医療や産科医療でシステムが整ってないので
「医師の使命感だけが頼り」医療になってるってのは
発展途上国や未開地でのボランティア医師団が日本の国民の
医療をまかなってるのとなんら変わりは無い。

いや、発展途上国に来てるボランティア医師団のほうがまだ
ましな労働条件かもしれん、
送り込まれる胴元システムは構築されているからな、

つか、
前に科学音痴な国民性と日本人の
理系知識のなさを嘆いた記事を書いたことがあるが
厚生労働大臣が「ザ・文系あたま」では無駄な混乱を
まねくというサンプルになってしまった感がある。

だけどね
いっとくけど
この記事かいてるアタシも文系出身なのよ。


だから文系言い訳にならねーかと、
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コメント
総理に「長妻委員」って言われてましたね
そもそも厚労省の管轄下にある問題が多すぎ。
年金、雇用、医療なんてビッグなものを3つも抱えて
全てのことに目を向けられるわけないと思うんですが。
年金以外のことにはさっぱり疎くて
自信がないところは官僚任せなんでしょうか。

長妻さんは医療問題に関してマスゾエさんにはかなわないと思ってるんでしょうね。
だからこその「マスゾエ大臣」発言だったんでしょう。
いっそのこと、マスゾエさんに手伝ってもらうのはどうでしょうね。
国民の医療のことを考えるなら、国民の命を真剣に考えるなら
いまのままじゃダメだということがわかりそうなもんでしょうけど。

こういうヒトが医療のトップにたっていると思うと、怖いです。
nerineri #TY.N/4k. 2009-11-17 (Tue) 15:14
誰が得をするのか
こんばんは。

この摩訶不思議な10mlバイアルの出自については下記のblogが参考になるかと思います。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20091113

基本的にはどうにかして接種可能人数を水増しして、国民にいい顔をしたい厚生官僚(主として医系技官と呼ばれる臨床音痴な医師官僚)の浅知恵なのです。彼らは最優先接種対象としていた医療従事者のワクチンすら満足に供給していません。医療機関によっては申請数のなんと20%という有様です。案の定、医療機関でも感染者が出始め、ただでさえ忙しい業務が、さらに困難な状況に陥っています。他の接種対象者に関しても申請数の20~30%しか納入されません。その割にワクチン数に余裕ができたので、基礎疾患のない小児への接種を繰り上げて実施するなどと馬鹿げたことを言います。1歳から小学校3年生までの全員を対象にするのですが、集団接種にすると副作用が起こったとき、国、自治体に責任が及びますから、個別接種にこだわっています。個別接種の場合、副作用が起これば医療機関の責任となります。ただし、新型インフルエンザワクチンに関しては、補償(つまりお金だけ)は国が行うんだそうです。なんじゃそれ。これら対象者が、医療機関へ殺到すればどういう事態になるかは容易に想像がつく話です。ちなみに、新型インフルエンザのワクチンの納入価は季節性インフルエンザの2倍です。医療機関はまったく利益が出ないため、ボランティアになります。どこが儲かるんでしょうね?
卑下する石屋 #w8pS7SB2 2009-11-14 (Sat) 01:19
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