結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

アッコちゃんの時代

2006-09-12 Tue 10:22


















アッコちゃんの時代 アッコちゃんの時代
林 真理子 (2005/08/30)
新潮社

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久しぶりに林真理子の小説を読んだ。

実は最近は角田光代に凝っていて
手当たり次第に角田作品を読んでる状態。

この本が、世界に存在することに この本が、世界に存在することに
角田 光代 (2005/05)
メディアファクトリー

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この本をいただいて角田作品にはまり

対岸の彼女 対岸の彼女
角田 光代 (2004/11/09)
文藝春秋

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この対岸の彼女



でノックアウトされた私は一気に
角田ファンになったのだ。
(角田作品についてはまた後日改めて書いて見たい。)


で、林真理子みたいな
いつまでたっても下手な作家には
興味がなくなっていた。


でも「アッコちゃんの時代」は別である。

なんでもバブル期に有名だった
あの川添明子さんをモデルに取材して
書いたというではないか。

遅ればせながら読ませてもらったけど。


林真理子って小説も下手だけどさ
取材力も無いのね。
(いかに山崎豊子の取材力がすごいかを
思い知らされる)


林真理子はあの狂乱のバブル時代
あの時あの場所にいなかった。
って圧倒的不利な事実を結局取材で埋められていない。


ロストワールド ロストワールド
林 真理子 (1999/03)
読売新聞社

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このロストワールドでバブル期を書くことに
つまづいた癖して
性懲りも無くまだ書きたいか?という感は否めない


あなたには無理です。



気になったのは登場人物達の薄っぺらさ。


あの時代の実体の無いお金にタカって
いい思いをした女達を描写してるっていう
スタンス。


あのさ、
あの時代にあそこで実際に遊んでた人間から
言わせて貰うと

美しい容姿と有名女子校在学中のブランドがあれば
いくらだって貢ぐ男たちがいたって言うけどさー

私達メジャーな遊びをやってたモノから見たら
そんなの田舎モンのダサい子がやることだった。

爆風スランプの週刊東京「少女A」歌詞の中にあるけど
「10ケタもあるテレフォンナンバー」
を恥ずかしくて教えられないって
その歌詞を聞いて爆笑したもんだけど

(当時は市外局番を入れると10桁になる電話番号は
田舎モンの証拠であった。何故なら当時東京は
03-のあとは7桁だったのだ)

マジで川口市(ってどこ?)からやってきてた
ちょっとだけかわいい子は言ってた。
住所も恥ずかしいって
そりゃそうだろ。


アハハ


たいてい東京都下の○○市とかから
えっちらおっちら六本木まで上京してくる
まさに爆風スランプの歌詞さながらの
痛々しい子達が
そういう毛並みの悪い男達にタカって遊んでた。

実家も貧乏だったんだろうねえ。
どう考えても良いおうちの出でないことは確かだ
そうじゃなきゃ、あんな下品な遊び方はしない。
育ちがわかるというけど。
ほら、あの当時有名な遊び人と言われた人たちは
みーんな○○市からの上京組であった。


有名女子大在籍といっても
外部とよばれて馬鹿にされていたような
そういう血統の悪い子が
プライドもなく成り上がりのオトコに
金を出させていたわけだ。
(自分に金が無いからね。)

酷いのになると
実際は学校行ってないのに
ウチの学校の名前を語って遊んでた。


何処の学校?とか聞くと
ウチの学校の名前言うからさ
人数少ないので大体名前を知ってたから

「あんたなんかしらない!」

いじめてたっけ。



タクシーの争奪戦だってさー
家が遠いから起こる事であって
六本木から近ければ問題ないわけだしねえ

ぷぷぷ


自分のBMW(笑)やベンツ(笑)で遊びに行っちゃえば
帰りの足なんか何のことは無かったし


あ、それから
林真理子の取材力の無さを露呈してるのは
アッコちゃんの時代のなかに
「六本木カローラ」として登場するのが

メルセデスベンツCクラス・・って

あーた

あの時代Cクラスなんか無かったス。


あったのはメルセデスベンツ190E(子ベンツ)と
BMW3シリーズ=いわゆる六本木カローラよ。


あーもう、林真理子ったら
何も知らないでさ、

「取材して書いた」とか
いわないでほしいわあ。
ベンツのCクラスが日本に上陸したのは
もうちっと後ですってば。
(1993年以降のバブル崩壊後)

正確に言うと
Eクラスの最下層モデルだった190Eは
車としての出来は物凄くよかったんだけど
Eクラスの最下層モデルってことが仇になって
「子ベンツ」と揶揄されることが多かった
値段も安かったしね。

この車としては極上の出来だった
190Eの後継モデルが
新しくカテゴリーが作られたCクラスだったわけ。

んなことぐらい調べなくても
常識だろう。。。

要は猫も杓子も190Eを買った時代が
バブル期だったわけで
私の回りでも免許取った最初の車が
190Eって子は何人も居た。
要はお父さんが娘に買って与える車としては
手ごろなベンツだったわけだ。

その同じ価格レンジのBMWが
3シリーズだったわけ。

これも猫も杓子もこの時代乗ってたわ。



ってなわけで

あまりにも薄っぺらな小説だったので
あっという間に読めてしまったのであった。


林真理子は何が書きたかったんだ?
あの時男達から貢いでもらえないほどデブでブス
だった自分のコンプレックスを
ぶつけたかったのか?

あのバブル期には本当にいい女は
オトコになんか貢がせたりしてなかったすよ。

別に、地上げ屋や金持ち社長の愛人に
わざわざならなくったってさ~。
わたしなんかPARISのヴィトンやシャネルで
中学生から買い物してたからな。

男に買ってもらわなくても親が買ってくれてたよ。


この小説の登場人物たちは、
たいしたこと無い家に生まれたかわいそうな人が
やっぱり自分の生まれってのは頭が悪いと
覆せないと悟る小説だったんかね?
(いいすぎ?意地悪?)



林真理子自身が
生まれだけは覆らない事実を一番良く知ってるような
気がするけどね


でもさ、
女としての美だけを武器にオトコに金を出させるのって
ほんと頭悪そうだよね~。

知性も美も両立させてこそ
なんじゃないのかね?


読後感の良くない本を読んじゃったので


ティッピング・POINTとBLUEオーシャン戦略の
本でも読んで勉強しなおそ~っと




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