結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

「王様は裸だ」ということ

2003-04-30 Wed 00:00

いやー、久々にいい邦画を見ることが出来た。

この映画、踏絵のようなもんだな。

高見広春原作 メガホンを取ったのは 故深作欣二監督
2000年冬に公開されたR指定のあの作品である

バトルロワイヤル

結論から言おう。この映画、子供にこそ見せるべき作品である
もちろん幼児に見せろと言う話ではないので勘違いしないように
この映画に出てくるような層、ズバリ中学生に見せるべき
子供へのメッセージ映画なのだ。

この作品のエピソードは
ネットで検索すれば枚挙に遑がない。

原作は第5回日本ホラー大賞の選考会において審査員の批判を受けて
賞レースからはずされたものの、裏では廻し読みされていた。とか

某国会議員があまりの残虐性に映画化を阻止しようとしてみたり

映倫にR指定にされたり

と数々の妨害?にあいながらも
興行的には大ヒットとなったものだ。

正直に言おう
私はホラー系、スプラッター系、残酷系の映画は見ない
極度の怖がりなので、夜、夢に出てきそうでダメなのだ
ジョーズごときでも怖くて見られない
臆病者なのである。

だからこの『バトルロワイヤル』に関しても
中学生42人が殺しあうゲームの映画と聞いたとき
一生見ることは無い映画だと思っていた。

ただネットの芸能情報の記事に流れた
故深作欣二監督の

「R指定になったのはまことに残念だ。
 本当に見てほしいのはこれから大人になる子供なのに」

というようなコメントを聞いて

    あれ?

とは思っていたのだ

    なんか違うぞ・・・と

その絶対に見ることが無いと思っていた
『残虐性の高い』と評判の映画を
ひょんなきっかけで見ることになった。

単にこういう怖いもの系が大好きな相方が
日系貸しビデオ屋で借りてきただけなのだが
付き合いでみてみることに

だってだって
どうしても
故深作欣二監督のあのコメントが
ずーっと忘れられなかったんだもん。

『中学生に見せたい』

こんなこと言われたらむっちゃ気になるやんけ!




邦画にありがちな、見つづけられないような
たるんだシーンはあまり無いし
最初の1時間は相方と一言も言葉を交わさずに見た
普段はなにか飲みながら
途中休憩を入れながら見ているのであるが
それすら忘れるほど釘付けになった

残虐だと言われていた
殺しのシーンだが

へ?

と拍子抜けするほどだ
これだったら『極道の妻達』のやくざの指切りシーンのほうが
残虐である(爆)

もっといえばハリウッドの刑事モノ映画などのほうが
殺し合いや死体の描写はもっとエグイよ・・・

シュレック論のときも私が何度も書いたが
木を見て森を見ないとはこのことである

分別のあるふりをした
大人たちが

「こんな残虐な作品は子供に見せるべきではない」と言って
R指定にした

このエピソードが顕著にそれを表している

知識人ぶって、偉そうに、さも常識人のような事を
言ったところで
何勘違いしてるの???というこった

最初に私はこの映画は踏絵だといった

この踏絵は二種類の人間を炙り出す効果がある
1:他人を押しのけてまで勝ち組になったくせにいい人ぶってる偽善者
2:目に見えてるだけのことしか理解できない低能


目の前に見えている残虐性に気をとられて
本質を見逃す、というか
物事の本質に気がつくことすら出来ない人間ですと
自分で「はーいバカでーす、何にも判ってません」って
手を上げてるようなもんだ

あの殺し合いのシーンがなぜそいつらにはとっても
不愉快に映るのか
私がいちいち教えてあげないといけないのか?(笑)

あのゲームは実は実生活のなかで普通に行われている
モノなのだよ。

簡単に例えれば
会社の中で自分のポジションを確立する為に
なりふり構わず強引にのし上がろうとする事と
あの42人の殺し合いはまっくずれが無いのだよ
かかってる物が命であるか?
それとも会社でのポジションという結果なのか?
その違いだけなのだ

謀略、駆け引き、出し抜くこと、蹴落とすこと
勝っていればいるほど
みんな身に覚えがあるはず。




ぼくちゃんそういうことしたくない
ずるしたくないんだよ~

とゲームを降りた奴は

劇中で言えば戦わずして自殺していく生徒と同じである。

人生そのものが戦いなんだ
ぼけっとしてんじゃねーよ


っていうすごーい簡単なメッセージを描いた
単純な作品ではないか

こんなのを残虐だの
子供が殺し合いをするなんてひどい!なんて
的外れに叫んだ大人達は
本当に救いようが無いな

だいたい綺麗事ばっかり学校で見せてるからさ
社会に出て適応できずいろいろな問題を抱える
どうしようもない大人になるんじゃないか

そのどうしようもない大人が
子供達を教育するから子供もどうしようもなく
なるんじゃないか。

あーあほらしい

この映画がなんでここまで『自称良識人』という
偽善者達に叩かれたかよおーくわかった

自分を守る為にさっきまで友達だった奴を
平気で殺すという設定に嫌悪感を抱くのは
自分がそうやって生きてきた証拠じゃないの?
自分がやったことをディフォルメして突きつけられたからこそ
胸糞わるいんじゃないの?(笑)

人間本当のことを言われると切れるからね
ヒステリックに
『こんな残虐な映画』と叫んだ奴らは
いろんなことして勝ってきた奴も含まれてるはず。

この作品かなり面白いです。

7月には深作欣二の息子がメガホンを継いだ
BR2公開されるらしいけど
この息子がどこまでわかってるかちょっと
見てみたい

まあA.Iのように
キューブリックが撮ったとこまで傑作で
スピルバーグが撮った所からは駄作なんて
ひどい作品にならんように祈るがね。


まあ、王様は裸だと叫ぶことは
本当に本当に妨害されることなんだなと
実感・・・・

バトルロワイヤルは「王様は裸だ」と言ってるに過ぎない
とても単純でわかりやすーいとてもテーマの明確な子供向け作品です。
是非文部科学省推薦作品にしていただいて
全国の中学生に見せたいですねー(笑)

夏休みの推薦映画にするといいね~

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