結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

ロゴのチカラを侮るなかれ。SNS時代のイメージ戦略。「ANAもJALももうちょっと時代の流れに敏感になったほうがいいよ」

2016-11-24 Thu 07:30
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飛行機に関する役に立つ話が
聞きたい方はこちらへどうぞ















20161125022223bbf.jpeg


まずは一つのエピソードから。

銀座のとある飲食店にランチに入った時のこと
店内は外国人ばかりで
ここは本当に日本か?と疑うような光景
注文して手持ち無沙汰だったので
なんの気無しに周りを見回してみたところ
とても面白い現象を目撃した。
観光客と思しき外国人の家族連れが
頼んだものが来た途端に
家族全員でスマホで撮影をし出したのだ

観光だから家族で記念撮影?
いいえ違います。
各自自分のスマホで
自分の注文した皿を
一生懸命撮影してるのである。
そしてやおら食べるのかと思いきや
今度は画面を操作して
一心不乱になんか書いている。

そう、画像をネット上のSNSにUP
していたのだ。

それを見て思ったね。
この店チャンスを逃してる。って

そう、ここの店
残念なことに
器にも箸袋にも、店内にも
店名がわかるものが何一つなかった。
さりげなく写り込んで
全世界に発信してもらえるチャンスを
見事に逃してることのわかった
とっても残念な瞬間だった。

あーあ。



さて、話を本題に移す。
銀座の外国人が利用する
ランチの店の話ではない。

今日テーマにするのは
みすみすチャンスを逃してる
我らが日本のエアライン
JALとANAの残念なお話である。

ちょうど先日


「ビジネスクラスのサービスに言いたい2016」
http://kyuinkyuim.blog71.fc2.com/blog-entry-1055.html

という記事をアップした。
(読んでくれたかな?)

この時にツッコミを入れた
両社のドリンクサービスの話に
このブログ記事はつながっている。

いわばスピンアウト版
というか、
あの記事にくっつけて書いてたんだけど
長くなったので
別に分けて追記した。

かなり2016年ぽい話なので
ここに書き記しておきたい。



日本航空 路線事業企画部事業
マーケティング戦略グループの
深田康裕グループ長が

「飛行機に乗るのは誰でもハレの行為」

顧客は機内食で航空会社を選ばない
--50年以上信じられてきた“ウソ”を暴いた
JALのCX戦略

http://japan.cnet.com/marketers/interview/35072057/


この記事で言ってるわけだけど

かいつまんで言うと
深田康裕グループ長は
「客にとって飛行機に乗るのは
ハレの日だから
SNSにラウンジの画像をあげたくなる
飛行機に乗るのはちょっと自慢だけど
あんまり露骨な自慢にならないような
ほっこりアイテムを用意するのが
JALのお手伝い」
(意訳)


と言っていた。


確かにみんなスマホを持って
ネット環境もある2016年

インスタグラムや
ツイッターで
「搭乗したよ」と
ファーストクラスのシートや
ウェルカムドリンクの
画像をアップする人は実際に多い。

連休ともなるとツイッターでは
「行ってきます」ツイート+ウェルカムドリンクの
画像等はタイムラインをじゃんじゃか
流れてくる。

ここでいつも思うのだ。
JALもANAもおバカさん。って
「なんて勿体無い」と


お間抜けな我が国のエアライン、
JALとANA、ここでも
SNS時代絶好のイメージ宣伝チャンスを逃す
のである。



まずANA。
検尿コップみたいな
プラスチックのコップで
まるでおしっこみたいな色の
スパークリングワインを
出すの即刻やめたほうがいい。

ANAケチくさいんだよな。
エコノミークラスのプラコップに
スパークリングワインを入れてるのだ。
ANAはこれ一刻も早く少しでも
フォトジェニックになるように
元の足つきプラ形状に戻すべき。

もっと言えば頑張って
このグラスにこうやって入れて
地上でウェルカムドリンクを配ればいい。

20161122175730c82.jpeg

これは2000年代前半に機内食サービスの際に使われてた
ワイングラスです。ちゃんとANAのロゴ入り。
これどこやった?
まさか捨ててないでしょうね?
お蔵入りしてるなら出してきて使うべき。




そしてJAL、
搭乗時のウェルカムドリンクを
路線や時間はたまたチーフの気分で
出したり出さなかったりっていう
変な運用すぐにやめて
最近まで使ってた
鶴丸のついたグラスで
ちゃんと
「地上滞在中に」
ウェルカムドリンクを出そうよ。

20161114160335208.jpeg
これね。
後ろに写ってる丸が四つのマークのグラスは
古い昔JALのエクゼクティブクラスが
シーズンズってコンセプトでやってた時のロゴ
これだと何処のエアラインかわからないので
鶴丸に統一すべき。



なぜ搭乗時、地上滞在中の
ウェルカムドリンクを
わかりやすいマークの付いた
グラスで出すのが大事なのか。
意味があるのか。



ビジネスクラス搭乗時の地上での間(ま)は
旅客にとって絶好のネットタイムなのだ。

それは何を意味するか、
ネットに良いイメージを振りまく
ありがたい宣伝タイムなの。

客が頼みのもしないに勝手に拡散してくれる
のだよ、無駄な宣伝費いらないでしょ。


まず、搭乗時の客の動き。

シートで10時間以上過ごすための
「巣作り」が終わった後は
ドアクローズまではかなり手持ち無沙汰。

ビジネスクラスは別レーンで優先搭乗があるし
座席数の多いエコノミーの客が
全員乗り込むまで結構時間に余裕がある。

そして、
2016年は搭乗者のほぼ全員が
スマホを持ってる。
そしてそれをこの時間に絶対に触るのだ。
なぜならスマホの電源を機内モードにするために。

スマホを片手にネットに繋がってる状態で
電源を切る前に
イマドキの人は何をするか。

多くの旅客は飛行機乗るのは
「ハレ」なんだから
気分がアゲアゲだ。
ファーストやビジネスクラスなら
尚のこと。

旅立ちの前に、飛行機が出発する前に
誰かに「いま飛行機乗ったよ」と
伝えたいタイミング。

電源を機内モードにする前に
スマホを使うのが
まさにこの時なのだ。

電源を切るルールは
ドアクローズ
ANAを笑う時によく使う
「どあーずふぉーでぱーちゃー」って言う
アナウンスが流れるまでは
スマホ&ネットが機内で使える。

そのタイミングで
ビジュアル的におしゃれだったり
かっこいいものがあれば
機内でその画像を撮ってSNSにアップしてみたり
友達にLINEしたり、iMessage送ったりして
必ず誰かに行ってきますを共有するっていう
絶好タイミング。

ここで写すものの中で
やはりウェルカムドリンクって
すごくいい被写体なわけ。

理由は単純
一番絵になるから。

もう一つは
ビジネスクラスの座席をどーんと写して、

20161122175728e1c.jpeg

明らかにビジネスクラスで
行くぜっていう
ストレートなキラキラ表現をする
見栄っ張りな人も中にはいるけど

これだと、
みなさまご存知の通りEテレで話題になってた
偽キラキラ女子もいるので
実は乗るのはエコノミーだけど
ビジネスクラスのシートだけ
スマホで撮った可能性もあるのよね。

搭乗時、ビジネスクラスの区画を通って
エコノミーまで進んでいく機材もあるんで
この時にビジネスクラスのシートの画像を
撮影してる人います。


で、偽装キラキラかどうかの
判断材料として
シートのカクテルテーブルに載った
ウェルカムドリンクのグラスを撮影するには
実際に座ってないと
その視点から撮影できないのだ。

20161122172213863.jpeg



先日ブログ記事にした
2016年式画像マーキング 自分の画像だという証明。
http://kyuinkyuim.blog71.fc2.com/blog-entry-1052.html

そして、
ビジネスクラスの席を写すのは
ストレート過ぎるってのもある。

これこそがまさに
JALの深田グループ長がおっしゃる

キラキラ(自慢)したい
でも露骨なキラキラは下品。
なら間接キラキラとは?


で、キラキラ具合の調節に
ウェルカムドリンクのグラスは
非常に適している。

ANAなんてキラキラするにはもってこいだ。
機内のインテリア、
あのコーポレートイメージカラーの
印象的な青いテーブルとか、

20161122171736f22.jpeg
(サンペレグリノのペットボトルは私が機内へ持ち込んだものなので
ANAの機内ではサービスされません。これ画像マーキングの一種です。)



他社と比べて特徴的で
とってもフォトジェニック。

なのに
そこに置かれるのが
ビジネスクラスなのに
安っぽいプラスティックの
おしっこ入ってるの?みたいな
普通のプラカップでは
本当に勿体ないと思う。

せっかくのANAのトリトンブルーが泣いちゃうよ
とても残念な感じの画像にしかならん。


それを見て
あらANAいいわね。
ってならんでしょ、

それどころか

「なにこれ、ケチくさい。」
「ANAってこうやって客をもてなすのか」
「あんまり大事にしてもらえなさそう」


ってネガティブイメージになっちゃう。

せっかく頼んでもないのに
無料で客が自主的に
世界中に拡散宣伝してくれてる
チャンスなのに、
セコいプラコップ入りのウェルカムドリンクが
映ってたんじゃすっごく勿体ないと思うのだ。

そもそもこのANAのプラカップ
エコノミーのカップなので
キラキラどころか
「あらこの人エコノミー乗ってんのかしら?」
と勘違いされそうで
さすがにこれをSNSにupするのは
憚られる。

イメージというのは
コツコツと積み重ねて出来るもの。

その積み重ねに手を貸してくれてる
スマホを持って一人一人がメディア化した
旅客の力を使わない手はないのに
JALとANAはこの辺のやり方が
本当に下手っぴ。

ウェルカムドリンクを
「なんか出さないといけないのだけど
メンドクセーな」
とか思って
しぶしぶ出すというスタンスを
今すぐ悔い改めて

会社のイメージを上げる絶好の
宣伝になるから、
と考えて出すに方向にするだけで

いろいろ変わると思うのだよ。

インスタ見てて
この辺うまいなーって思うのは
ルフトハンザです。
ドイツのエアラインね。

これでもかというくらい
ロゴがいっぱいで
どう撮影してもロゴがどっかに入る
ようになってる。

ラウンジで撮影しても
どかーんとルフトハンザの黄色いマーク
飛行機乗って撮影しても
キャビンの壁にどーんとルフトハンザの
マークが!
ヘッドレストカバーにまで
ルフトハンザのマークが刺繍してある
念の入れよう。
これはすごい。とにかく何でもロゴ入り
見事なぐらいロゴ映り込み。

ここまでくるとルフトハンザの
イメージ戦略の根性を感じます。



だから
何となくだけどなんかおしゃれでイメージがいい
を目指すなら
まず、旅の楽しそうな写真にさりげなく
企業のマークやロゴ会社名を写り込むように
仕掛けてイメージアップするって
大事なことだと思う。

特にANA、
海外での知名度が著しく低く、
空港までのリモの運転手さんが
ANAって言ってもターミナルが
わからなくって四苦八苦することが
よくあるので。

あのおしゃれな会社ね〜って
知名度を上げるなら、
やっぱり今の一人一人の乗客が持ってる
戦闘力のようなSNS拡散力の集合体を
なめてちゃいかんと思うのだ。

一人の拡散力は小さいかもしれないが
小さいこともコツコツとって
大事なことよね。

ここで思い出して欲しい
拡散のマジックを。

8800万フォロアー持ってるセレブタレントの
目に止まって一気に世界メジャーになるって
そういうマジックを我々は今年
見せられたばかりでないか。

ジャスティン・ビーバーがTwitterで
「My favorite video on the internet」
て書いてからどうなったか。

内容は違えど
ネットで共有されて
世界中に拡散されるという
新たな道が開けてることに
もっと敏感になるべきだ。

企業は炎上を恐れるだけでなく
良い拡散も想定して動くべきなのだ。


どれぐらいロゴが入ってないのが
勿体ないかというと、
具体的にはこれを見てほしい。

LINEの田端信太郎さんが毎回出張の度に




こうやって
ラウンジのキラキラカレーを
画像付きでツイートしてるんだけど

このチャンスを逃すの勿体ないとおもう。
今すぐこの皿に「JAL」って
書いておくべきだよな。

参考までにLINEの田端さんの
フォロワーは十万弱である。
一部で田端砲と呼ばれる
拡散力をお持ちなのである。

JALは子供達が描いた飛行機の尾翼が
青かったことにめげてないで
尾翼を赤にするのが夢ならば、
っていうか、
飛行機の尾翼に子供達が鶴丸を
書いてくれるようにするには
まず、スマホ持って色々撮ってる人の
画像にさりげなく映り込みそうな
すべての場所に
これでもかと鶴丸を入れておくべきだと
思うのであった。



ビジュアルが美しいとか
プレゼンテーションって
各個人がメディアになってる今
世界中に共有されちゃうのだから
ちょっとは気を使えというか、
JALとANAは
そういう細かくて小さいチャンスを大事にしようよ
って思う。

どこでどう転んで
何十万、何百万アクセスになるかなんて
全く予想がつかない時代なのだから。

ウェルカムドリンク
めんどくさいからって
雑にやってる場合じゃないんです。

サービスするのに同じ労力や経費使うなら
効果的におやりなさい。
みんながネットで拡散したくなるような
ビジュアルにこだわるプレゼンテーションを
と思うのでした。

だってまだまだ
乗客は飛行機の旅を特別に思ってて
飛行機に乗ることを
嬉しく思ってるんだから。

ちゃんとサービスすれば
客もエアラインもWinWinなんだからね。







追記

そうそう

JALの
ファーストクラスの前菜に刺さってる
お子様ランチの日の丸の旗みたいなの
あれを日の丸ではなく鶴丸に
すりゃいいのにって思ってるんで

どこにエアラインのマークを入れておけば
良いか?も書いておく


ウェルカムドリンクのプラカップをせめて
プラスティックのワイングラス型にして
エアラインのロゴを入れる。

JALはミールサービス中に
使い回してる古いグラスには鶴丸が
入ってないので
すべてのグラスを鶴丸入りに刷新

ANAはミールサービスの際に出す
ワイングラスの底ではなく
正面にロゴを入れたグラスに
変更する。

そしてコーポレートカラーの
青いスパークリングワインを使う
20161124142859073.jpeg
これとか
日本のスパークリングワインなので
ぴったりよ。



JALは和食の箸置きが
赤い鶴なのはすごくいいので
ANAは箸置きを
ANAの飛行機にするとか
工夫すべき。

可愛いと画像に収めたくなるんで。

食後のコーヒーと一緒に持ってくる
チョコレートをエアラインロゴ入り
パッケージにする。

かつてANAってラウンジで食べられる
そばうどんに
「ANA」ってかいてある
かまぼこが入ってたんで
これは復活させるべき。

201611221706596e5.jpeg

昔の画像を探したら
懐かしのANAかまぼこが載ってた画像
見つけたので貼っておく。

20161122174856c65.jpeg



ほんの10年前くらいなんだけど
ロゴ、そのままにしときゃよかったのにね。
って言ってあげたい。

20161125022223bbf.jpeg

トップに貼ったこの画像
2000年代前半に
ANAのビジネスクラスで
出してたオリジナルカクテル。
この頃は夢があったよな〜って
しみじみ写真を見てしまった。

あの頃はiPhoneなんかなかったから
誰もがメディア化するなんて
発想なかった頃なのに。

この鮮やかなコーポレートカラーの
ブルーのマドラーにも
ちゃんとANAって書いてあったのよね。

その時はいろんなものにロゴが付いてて
今は無駄を省くとかいって経費削減で
ロゴ無しにしちゃって。
タイミングずれすぎっていうか
残念すぎる。

JAL、ANA共々
もっと頑張ってほしい。






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