結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

1:あなたも出来る飛行機からの脱出。「なるべく安全に飛行機から脱出する方法を教えます」ブログ記事

2015-12-02 Wed 14:30
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「自分は飛行機事故なんかには遭わないよ」

と根拠ない自信をお持ちの皆さん
こんにちは。

私もそう思ってました。
航空機の墜落に遭う確率は低いと。

しかしどうでしょう。これ

2015年4月にはアシアナ航空のA320が広島空港で
着陸失敗する事故があり。

2015年3月デルタ航空がNYCで着陸の際雪で滑って
フェンスに突っ込んでみたり

2015年9月にはブリティッシュエアウェイズが
ラスベガスでエンジン炎上してみたり

2016年2月23日に新千歳空港でJALで
機内に煙が充満したり

2016年5月には羽田で大韓航空が
エンジンから出火、火災事故。

これらの事故の共通点は
乗客が機外へ脱出して
大惨事を免れた脱出したから助かった事故だ
ということ。

とにかく一刻も早く
緊急脱出せねばならん事故は
結構起きているのよね。

これって墜落して死んじゃうことは
あんまりないけど、
大惨事を回避するために機長の判断で
(大事をとって)脱出させられることは
ありうるということ。

だいたい離着陸時の事故は
機体の破損(損傷)だけで済むことが多い
でも機体が損傷したら脱出しなきゃならんのだ。

これは航空機がとても安全な乗り物である
という裏返しでもあるんだけど、
だからこそ
脱出が出来る事故には
遭遇することは
絶対ないとは言い切れない。

この場合飛行機が事故る場所で多いのは
滑走路付近か
海上に空港がある場合は手前の海や、
滑走路の先の海の中だ。

滑走路上に旅客機が運良く停止できた場合は
とにかく急いで90秒で機内から
外へ脱出しないといけない。

焦らずに速やかに脱出できれば
「死ぬかと思った」
「CAさんはパニックになってました!」

と取材に来たテレビの記者の前で
元気よく答えることができる。

これは本当に生死を分けるので、
脱出シミュレーションはしておいたほうがいいし
あなたが冷静でいることで、
より多くの人の命が守られるかもしれません。

怪我をして救急車に乗せられて運ばれる自分になるか
それとも、「CA使い物にならなかったぜ」
文句を言える無傷な自分になるか、
どっちが得かは賢い皆さんはおわかりですね。

怪我をして自分の体が損傷して
いいことなんて一つもないんだから。

iPhoneは壊れたら買い換えられるけど
自分の体は事故で怪我しても
買い換えられませんのでね。

そしてもう一つ大事なこと。

日本の航空会社以外であれば
緊急時に日本語での誘導はありません。

どう言われたら何すればいいのかくらいの
英語の掛け声は覚えといて損はない。

「脱出」って英語で何て言われるか知ってますか?
「着水」は?

ぱっと思い浮かばないなら、
機内で指示があっても
どうすればいいのか
状況がわからないってことだよね。


なので本日は
「あなたも出来る飛行機からの脱出」と題して
飛行機から文字通りすたこらさっさと逃げ出す方法を
特別に伝授することにする。


ついでに前に書いたブログの回答もこの記事で
正解を書くことにする。

前のブログ
ゴールデンウィーク特別企画 飛行機の安全知識



さて、それでは脱出の仕方を伝授します。

その前にちょっと飛行機事故の基礎知識を。

飛行機の事故というのは「魔の11分」
(クリティカルイレブンミニッツ)に
集中しているとのデータがある。
魔の11分って一体いつ?と思うだろう。
これは離陸後の3分着陸前の8分が最も危険な時間だという意味である。

乗務員は離着陸前ジャンプシートに座ると
脱出の手順を必ず頭の中で確認する。
(サイレントサーティーセカンドといいます。)
なのでお見合い席に座ってて、離着陸時に乗務員と雑談するのを
楽しみにしてる人、乗務員がこのSTS確認をしてる時は、
話を一旦止めるほうがいい。

ちなみに私は未だに飛行機に乗ると離着陸時には
このSTS5項目をなんとなく思い出す癖が抜けない。
この時間に万が一の脱出のシミュレーションを
無意識にしてるのである。

さて1年前のブログに書いたこの問題が
魔の11分と密接に関わってくるのだが
答えがわかった方はいますか?

質問は全部で4つだったがここではこの3つをピックアップする。

Q:なぜ離着陸時に荷物は上の棚もしくは前の座席の下に仕舞うのか?

Q:なぜ離着陸時は座席のリクライニングとテーブルと
   フットレストを元に戻すのか?

Q:なぜハイヒールが搭乗に適さないのか


そしてこの質問に以下の質問も追加しよう。

Q:なぜ離着陸時に窓のシェードをオープンするのか。

Q:なぜ夜間の着陸に際して機内の照明を暗くするのか。

まずはこの5つの理由をまとめて説明しよう。

先ほど「魔の11分」と書いたが
この間が飛行機事故は一番起こりやすい。
ズバリ簡単に言うと上の5つは
脱出することを想定してスムーズに
乗客が安全に機外へ脱出するための
ルールなのである。

なぜ離着陸時に荷物は上の棚
もしくは前の座席の下に仕舞うのか?


離着陸時に荷物を膝の上に抱えていることは駄目で
足元や通路に無造作に置くことも駄目なのは何故か
脱出の妨げになるから。
そして上の棚や前の座席の下に置くのも
なるべく荷物が散乱しないようにという事から
そう決められている。

自分の座席の下に荷物を置いてはいけないのは、
基本的にエコノミークラスの場合だと
自分の座席の下に紐がついてて、それを引っ張ると
救命胴衣がスポッと袋から取り出せる仕組みなため。
だからその一連の動作を妨害するから
自分の座席の下には自分の荷物は置いてはいけないのだ。
よく自分のふくらはぎの裏と座席で荷物を挟んでるひとがいるけど、
あれもダメ。
とにかく荷物は前の座席の下なのである。

(ビジネスやファーストはシート形状でルールは異なる)

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これはファーストクラスシートのライフベストの
収納位置。
赤い丸の中にある短冊みたいなのを
引っ張って取り出すんだけど、
各社あまりにバラエティーに富んだ
ファーストクラスのシートを設置してるので
一回一回搭乗時にライフベストの位置を
事前に確認してないと
いざパニックになったら
もうわけわからないと思う。



つぎに2つ目の質問
なぜ離着陸時にテーブルと
リクライニングを元の位置に戻すのか。

これも脱出を想定すると、
邪魔だから、
席から立ち上がり非常口まで
たどり着くのに、
座席をリクライニングしてたり
テーブルが出てたら、それが障害物となり
脱出が遅れるからである。

フットレストなんか蹴躓いて怪我しますんで、
着陸時は指示のアナウンスがあった時点で
ちゃんと元の位置に戻しましょう。



3つ目の質問
なぜハイヒールでの搭乗が適さないか

ここではハイヒールと書いたが、
サンダルや、かかとのない靴
足をホールドしない靴は
安全に脱出するのに適していない。

また、スリッパ問題もある。
いくら走って逃げるのに適した靴を履いて
搭乗しても、
ビジネスクラスやファーストクラスの座席に
必ずあるスリッパに
搭乗後すぐに履き替えてしまったら
裸足でサンダル履いてるより危ない。

何故なら脱出の際に
靴が適切でないと足を怪我して
逃げられなくなるからである。

スリッパは最悪なのですよ。
そんなもの履いて脱出しようもんなら
多分後ろから来た人に踏まれて、
転んだりする危険度が上がる。

ほらスリッパの後ろを踏まれると
’つんのめる’
じゃないか。

あれよあれ、

最悪転んだら最後、
パニックになってる他の乗客に踏みつけられて
それで死ぬかも。
アホだ。間抜けだ、愚かすぎる。

それに踏まれて転ばなかったとしても、
スリッパではいろんなものが
例えばガラスや部品、
外れた何か、
他の客の荷物など、散乱してる状態の
ぐちゃぐちゃな上を歩いたら、
あっという間に足の裏を怪我するね。

足の裏を怪我したら、
逃げられなくなるってのは
ちょっと考えたらわかること。


って言ったら、逃げる時になったら
急いで靴を履けばいいって言ったのがいたけど
そんなパニック状態で、
悠長に靴が履けるなんて甘いわ。
人間焦ったら、
パーカーのチャックですらすんなり開け閉めできない
情けないものなのです。
靴なんかすぐに履けるなんて、
自分の能力を過信しすぎ。

それにあなたの行動が
もたもたすることによって、
例えば通路側に居たら、
他の客の脱出を妨げることになるよね
で、どうなるか、スリッパと同様、
靴を履こうとしゃがんだ瞬間に
パニックになった他の客に
突き飛ばされるね。

大体あなたの靴は、
事故の衝撃で機内はぐちゃぐちゃになるので
多分散乱した何かの中に紛れてて探せません。

そこら辺にある適当な靴を履いて逃げる?

あなたダイハード見なかったんですか?

あの映画ではブルースウィルスが
裸足でテロリストと戦う訳ですが
「靴があってもサイズが合わない」
ってシーンあったよね。
あれよあれ。

靴はあっても自分に合う靴はそうそう都合よく
目の前に転がってこないんですよ。

なんだか都合がいい展開になるはずの映画ですら
靴のサイズは合わなかったんだから、
現実の事故で靴がない、あー誰かの靴がある、で
その靴を履いて逃げることができるなんて
考える方がおかしい。

ごちゃごちゃ言ってないで
離陸着陸なんて長くて30分
素直に靴を履きましょう。
飛行機が停止するまで
いじましくスリッパに執着する
必要もない訳だし。

サンダルも同じ。
まずスリッパのように脱げる危険があるし
バックストラップあっても、甲が覆ってなかったら
パニックになって動き回る他の乗客に足を踏まれたりして
足を怪我するよね。

足を怪我したら、一刻も早く機体から離れるという
安全確保が遅れるのです。

それから、
舐めた格好をしてると常連ぽく見えるみたいに
勘違いしてるのが結構いるけど、
ビーサンとか履いて乗ってくる人は
旅慣れてる以前に「頭が弱いんか?」と思うので
ドレスコード以前の話になるのでやめましょう。

そして適さない靴ナンバーワンがハイヒール

まずこれ脱出の際に
「ハイヒールは脱いで」
英語なら
No High heel shoes!

って言われます。
理由はスライドに穴を開けたら
そのスライドが使えなくなるし、
何より、あの不安定な滑り台を滑って、
着地し、走り抜けるという動作に
ハイヒールは全く適さない。
足捻挫して、これまた動けなくなって、
後ろから来た人に突き飛ばされて
踏みつけられるのが関の山
ハイヒールは踏みつけるのには
適してるかもしれませんが
踏みつけられるのはごめんだと思うので、
飛行機に乗る時は
よく考えて靴を選びましょう。




そして追加した質問
なぜ離着陸時に窓の日よけ(シェード)をオープンするのか。

20161008190817f08.png


これも脱出するときに外の状況がどうなってるか
判断するときに
窓の日よけ(シェード)があいてないと外が見えないから
開けて離着陸するのです。

20161008181713f12.jpeg


事故ってから、脱出しなきゃならん時になってから
日よけ(シェード)なんか
あけてる暇なんかありません。

瞬時の判断が生死をわけるのです。

窓の外を見て火がついてたら、
そっちのドアからは逃げたら危険でしょ、
滑走路を外れて海に落ちてたら?
窓の外を見ないと、
どんなところに墜落したのか、
オーバーランしたのかわかりません。

窓から外を見るのは
脱出の際の判断や決断をする上での
大事な情報源なのだよ。

それを閉じてしまうことは非常に怖いことなのです。




そして5つめの質問
なぜ夜間の離着陸時は機内の照明を暗くするのか?

こんなアナウンスを聞いたことがあるひとは
多いんじゃないか?

「夜間の着陸に際して機内の照明を
暗くさせていただきます。」



これがとても大切なのである。
だっていきなり暗くなると
目が慣れるまで時間が必要だが、
最初から暗くしてれば目は慣れて
段々見えるようになるでしょ。

事故を起こした広島空港の
アシアナ機の乗客のコメントの中に
「いきなり機内の電気が消えてパニック」
とあったが、

まさにこの
’夜間の離着陸時には機内の照明を暗くする’
意味は
暗視順応なのである。
20161008191603ab8.png
照明を消した状態の機内です。
夜の離陸はキャビンは真っ暗。
(暗視順応させてもらえてありがたい。)


普通の建物の中でも、いきなり照明が落ちたら
人は混乱する。
飛行機、それも事故なら
尚更パニック状態になるであろう。
だからこそ暗視順応って大事なのだ。


暗くて見えない上に焦ってしまい、
一刻も早く脱出しないといけない
なんて状況は、
経験がなくとも想像出来るパニック。

だからこそ航空会社が
夜間の離発着時は機内を暗くしておくのは
大事なんだけどね、
何故だか照明を暗くせず離着陸する
変な会社もあるんだよね。
(青い会社の事です、
この会社CAは離着陸時でも
高いヒール履いてるし
ほんとこの会社
安全意識が低くて
サービスはいいのに
安全はなってないとおもう。)

なので離着陸時に
機内の照明を付けっ放しの航空会社って
安全に関してルーズな印象。
安全意識がゆるゆるな感じ。

今更はっきりとどこの会社とは言いませんが。


一秒でも早く脱出しないとならん時に
暗くて何も見えないというのは
非常に不安になるし、危険だということは
覚えておいて損はない。
そりゃ時間が経てば見えてくるけど
そこまで待ってる暇は脱出時にはないのである。



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