結局人生50歩100歩 じゃないかもしれない。

ファーストクラスやビジネスクラスの機内食をどう攻略するか。=食べたいものを逃さず食べる方法=

2015-10-22 Thu 15:00
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ファーストクラス搭乗記や
ビジネスクラス搭乗記は
この世の中のブログには
それこそお腹いっぱいになる程
アップロードされている。

「 ファーストクラス 搭乗記 」
「 ビジネスクラス 搭乗記 」
なんてキーワードでGoogle検索すれば
どれも金太郎飴のような内容のブログ記事が
もういいよってな大量の検索結果として
出てくる。

はっきり言って
そこから学べることは
そんなにない。

わかるのはシートの形状と
機内食の盛り付けが
各航空会社でどんな差があるのか
くらいだ。

これは当たり前の話で
基本専門知識もなく
特に乗り慣れてるわけでもない人が
分析視点もなく
ファーストクラス搭乗に舞い上がって
興奮気味に写真を撮って
それを健気に
「ファーストクラス搭乗記」として
ブログにアップしているからであろう。

そんなこんなで
今更「ファーストクラス搭乗記」なんて
書いても、差別化は出来ないし
そもそもその他大勢の人と
同じことをしても
特に誰の役にも立たないどころか
つまらないので
今日はギャレイ裏話を含めた
専門知識もある私にしか
書けない機内食攻略法を
ここで教えちゃおうと思う。
(なんて親切)

いやほんと
たくさんの搭乗記をアップしてる
そこそこ乗ってる人のブログを読んでも
肝心なことはわかってないことが多くて
やはり専門家に教えてもらわないと
わからないってことはあるのねって
ちょっと思ったのと。

内部の事情など一般旅客に
開示されてない視点を知ってるんだけど
今は客としての視点も持ってる
なんて稀有なタイプは
私以外にそう居るとも思えずなので。


それでは
はじまりはじまり。

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あれは某日系ファーストクラスに乗った時のことだ。

777に8席設置されたファーストクラスに
搭乗者は合計3人
ちょっと小腹が空いたので
アラカルトメニューを見ながら注文すると
「ございません」とな。

私以外2人の乗客は
それこそファーストに乗り慣れてるVIPなのか
乗った途端にパジャマになって
最初の食事もすっ飛ばして寝ているので
食べたのはその人たちではなさそう

考えられるのは
1:最初から載せてない
2:乗務員が食べちゃった

この二つの可能性しかないではないか。

ファーストクラスでは
「ございません」「できません」とは言わない
という80年代の常識を信じていた私、
このことは非常に驚きをもって受け止めるしかなかったんだが

最初から載せて無いってのは考えにくいので
まあたべちゃったんだろうなと
がっかりしたんだけど。

かつてはジャンボに12席あったファーストクラスの食事は
例えば和1種類、 洋食2種類なら
12名×三種類=36食分を搭載してたのだ。

まだ飛行機の旅が特別だった頃は
それが当たり前だった。
アラカルトメニューなんて無かったから
それができたんだと思う。

昔と今は全然違うし、そもそも航空会社も
全ての食事を人数分搭載するなんて
いまの「お好きな物をお好きな時にサービス」での
メニューの選択肢の多さをみても不可能なので
仕方ないと思うんだが
ファーストクラスに乗って
食べたい物が全くないというのも
非常にがっかりするし
最悪食べる物が無い(好みの問題で)
とかにもなるので

結構切実な問題。

この記事ではこの状況になるべく遭遇しないために
どうするべきかを解説しようと思う。

ファーストクラス、ビジネスクラスで
事前にメニューを選んでおけるサービスを
やってるところもあるにはある。
ウェブで予約番号と紐付けて
事前に「ロブスターテルミドール」とか
「フィレステーキ」とか
「チキンヌードルスープ」とか
自分の好みの物を
ウェブに載ってるメニューから
選んでおけるシステムだ。

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例えば
シンガポール航空のブックザクックは
この手の事前予約システムとしては
一番有名だし
タイ航空もウェブで事前にチョイス可能だ。
あのアメリカン航空ですらメインディッシュは
事前にウェブで予約可能である。
カンタス航空などはファーストビジネスだけではなく
なんとプレミアムエコノミーとエコノミークラスでも
この事前チョイスが出来るそうな。


JALもANAも他社には真似でき無いレベルで
細かくウェブにメニューを公開出来てるのなら
もう一歩進めて
是非搭乗前チョイスシステムを開始してほしいのだが。

しかし、いまのところはこのメニューの事前予約というのが
JALとANAをはじめとした多くの会社には無いので
乗客としてはどうやったら食べたい物を食べられるのか
少々頭を使わないとならない。

なぜなら飛行機は一度決まった数の食事を載せて
離陸したら、到着まではその搭載数のみしか
サービスできないからだ。


そもそも何故「ありません」という
在庫切れ状態になってしまうのか。
それはもちろん先に述べた
途中で追加搭載がないという物理的な
在庫の関係もあるが、
多くの航空会社では乗務員も乗客と
同じ物を食べているというのが
原因なのである。
(一部例外航空会社もあるがここでは
多くの会社のスタンダードを基準として書く)

多くのエアラインが乗客のチョイスの可能性を
ギリギリまで広げようと種類を多く載せるため
乗務員の食事は乗客が食べなかった物を
食べるということなってるのはご存知だろうか。

ビジネスクラスに和食1種類、洋食2種類
載せる場合、搭乗している乗務員の分の
ビジネスクラスの食事を搭載しておけば
客のチョイスにある程度対応できるという
メリットがあるので
この方法をとってる会社は結構多い。

ファーストクラスが設置されてる路線の場合
特にF担当の乗務員用の食事を載せず
Fはアラカルトチョイスも多いので
誰も食べず廃棄することになる食事を
乗務員が食べて無駄を無くすという
涙ぐましい努力をする会社もある。

ちなみにとある米系エアラインで
食事のチョイスが通らないことが多いのは、
乗務員の食事が必要なら有料の注文制で
上記のように乗客の選択の幅を広げる方策を
取ってないゆえ、という場合もある。

さて、具体的にはどんな風に
乗務員が食事を確保するかであるが

例えば深夜発、朝食を出す便で
アンケートが配られ
起きたら食べるのかいらないのか
洋食なのか和食なのか聞かれる場合がある

日系のエアラインでは
東南アジア深夜発、早朝成田着などの
フライトで、飛行機に搭乗すると
席にアンケート用紙が置いてある状況に
よく遭遇する。

これは何故だと思う?
親切だから?

違います。

乗務員の食事を確保するためでもあるのだ。

例えばだ、到着前に朝食提供する場合
サービスが終わった後に
乗務員は着陸準備にも追われるため
食事をする暇は1分も無い。

客に睡眠時間を少しでも長くとって貰うため
サービスが始まるのは到着1時間45分前だったりする。

こういうギリギリなサービスプランを組む場合
着陸までギャレイは戦場になる。
従って乗務員は客が寝てるアイドルタイムに
ささっと食事をするのであるが
この時客が何を食べるか決まっていれば
余り物を食べることができるんだが、
もし分からなければ和洋どっちが多く出るのか
賭けに出て予測して食べるほか無い。

で、何が起こるかというと
客のニーズを乗務員が読み間違った場合に
「すでに食べちゃったので出せません」
になるわけだ。

冒頭に書いたファーストクラスの出来事は
まさにそんな感じ、
到着前の二食目にそんなの出るわけないって
思ったんだろうね。

ごめんね、
私は世の中で一番嫌いなのが
朝食メニューなのよね。

私、朝からステーキを食べる人間なのだ。
朝食にオムレツやら果物ではなく
がっつりハンバーガーを食べたい人なのだよ。
ステーキを食べたいの。

20151021174302523.jpg


一回目の食事が済んで
時間があいた後のはなしだから
客が寝てる間に食事時間が来て
もうそのメニューが出ないであろうと踏んで
食べてしまったのであろう。


これは他の航空会社でもよくあることなのだ

なので食いっぱぐれたくない人に推奨したいのは
「食べたい物を先に取置きしてもらおう」
ってこと。

いま食べたくなくても
これじゃなきゃ嫌とか
私のように好き嫌いが多くて
このメニューの中では
自分が食べたいと思える選択肢が少ないと
思ったのなら
最初の食事のオーダーの際に

「今日私が食べたい物はこれとこれとこれ
だからとっといてね」

と先に伝えておくことだ。

具体的には
もしお腹いっぱいで要らないとしても

「いまは食事はキャンセル。
一眠りしたら、
(一番胃に負担なさげなメニューが
これしかないから仕方ないので)
九条ねぎうどんが食べたいので
置いておいてほしい」
とか

一言そっと告げるだけだけある。
超簡単で自分にも乗務員にも
メリットがある。

外資系エアラインなんかだと
「食事要らない、寝るだけだから」
と言うと
冗談めかしてチーフが
「お食事キャンセルは承りました
が、
でももしお好きなメニューがあったら
食べたい物言っておいて下さい」

って喰い下がられることがある。
で、なかなか食べるものを言わないと

「私が食べちゃうかも知れないので」

なんていう
”ウィットに富んだ”
と表現されそうな会話が
繰り広げられるんだけど

あれ冗談じゃないのだよ。

本気で言ってるのよ
チーフパーサーの顔をよく見てごらん、
目が笑ってないから。


通訳するとだな

「お前がいま腹減ってないのはわかった。
だがそれじゃあ我々の食う物が決まらんから、
食べたい物は言っとけよ」

って意味ですから。

「面白い冗談言う人だな〜」なんて
信じてるとしたらアホ。

機内食は食うか食われるか
弱肉強食なんだから。

というわけで
機内で平和に過ごすテクニックは
最初のミールサービスで
食事を注文する時に
オーダーの後

「とっといてね」
をやるとお互いに非常に快適に過ごせます。

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因みについ最近ある外資系航空会社では
間食、二食目も希望あるか?と
1食目のコースオーダー時に
先にきちんと聞いてくれて
数時間後
目覚めてラバトリーに行く際に
ギャレイを通りかかったら
そのチーフが
「ミス・スズ〜キ、
先ほどご注文いただいたサンドイッチとカプチーノ
そろそろお持ちしますか?」
と聞かれて、

すごい、
この客室責任者一人一人何を注文したかまで
頭に入ってるんだ!

とびっくりしたんだが

そこまで覚えてろとか思わないけど
サービスプランとして
ファーストクラスなら
アラカルトの間食と、
二食目のメインのオーダーは
最初にとってもバチあたらんし。

20151021174259ebe.jpg


それはそうと、機内食は各社もっと
ウェブで事前予約させてくれたら
いいのになーとおもうのよね。

そういう意味では
シンガポール航空のブックザクックと
タイ航空のプリオーダーインフライトミール
などは非常に素晴らしい
サービスシステムだと思う。

これをうまく利用すれば
私の嫌いな「朝食メニュー」を
避ける事も出来るからね

この朝食メニューを避ける裏技は
応用編なので
また別の機会に別記事にすることにする。

話は逸れたが
元に戻すと
要するに、自分の要求は
先に声に出して伝えましょうという
非常にシンプルな話である。

孤独のグルメの井之頭五郎のように
メニューを見て、どう攻めるか
何を食べるか作戦を練ったら
頭のなかで思ってるだけではなく
客室乗務員にその作戦を開示して
ミッションコンプリート出来るように
手伝わせるという事も大事なのよ。
それが人をうまく使うということでもある。

乗務員は建前上客が選ばなかったものしか
食べられないんだから
先に自分が食べるものを客として
教えてあげるのも
思いやりの一つなのです。



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